今日は東日本大震災から3年半の月命日でした。
大槌町では現在も約1700世帯、4100人の方が応急仮設住宅で生活されています。そして、家族や知人、友人を失った大勢の町民が復興を望みながら町で暮らしています。
災害公営住宅の建設は予定980戸のうち完成しているのは125戸で13%に過ぎません。更に今年度の予定187戸のうち確実なのは36戸分だけで残りの151戸は建設が遅れ来年度にずれ込む見込みです。まだまだ多くの人が仮設住宅での生活を続けざるを得ないのが現状です。
写真は仮設住宅の玄関前、風除室の床です。下が腐っているのか何もしなくても隙間が空き、乗っかると更にたわんでしまいます。このお宅は家を再建し引っ越したので空いた部屋の掃除を依頼されて伺ったのですが、ベッドが置いてあったという部屋の角は畳や壁に大分カビが生えていました。
岩手県では長期化に備えて仮設住宅の補修工事も検討しているそうですが、そういう環境にいまも大勢の被災された方が置かれています。